このwikiの目的

1964年以来、56年ぶりの東京オリンピックが開催されます。
日ごとに盛り上がりを見せる反面、今に至るまでに多くの問題点が取り上げられ、開催に向けての不安や危機感を抱いている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

唐突になりますが、1964年東京オリンピックの「振り返り」の記録の一部をご紹介します。
当時、国立屋内総合競技場の開発事務を行った関東地方建設局営繕部がのちに作成した「施工記録」です。

(前略)
’’最後に此のような工事が同じ単価で同じ工期内で完成させる事は恐らく不可能であるという事を付記したい。
オリンピックの旗印のもとに幾多の無理が通り道理がひっこんだのであって、このような事例を再現させてはならないと思う。’’

(後略)

 

実施組織自らが名を付けて作成した記録です。本来であれば不明瞭にしたり敢えて触れずに記録として残すことも可能だった筈です。
しかし、先人達は未来の私達に向けて負の部分もさらけ出し、次回に活かす教訓とチャンスを与えてくれました。

私たちは残すことが出来るでしょうか。

2020年東京オリンピックは大成功として終わり、輝かしい場面は誰が頼まれずとも様々なメディアで繰り返し流され、「素晴らしいオリンピックだった」と称えることでしょう。
しかし、その裏で見過ごした不正や幾多の犠牲は、どうやって、誰が、批判を恐れず残せるでしょうか。

このサイトは、2020年東京オリンピックで起きたことを、ちゃんと全部、後世に残すために問題点や不祥事のアーカイブ化を目的としたサイトです。

 

 

追記(読み飛ばし可)


開催まであと1年を切りました。

この世界的な大規模イベントを大成功に終わらせるべく、東京都、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会、日本オリンピック委員会などの各関係機関の担当者の方々は、私達の想像を絶する膨大な量の調整や作業に奔走され、時間的な余裕もない中でも最善の手を尽くそうと必死の努力を行っていると思います。

しかしながら、こうした多くの組織とお金が関わると、政治的理由、組織の体制、世論等のしがらみが発生し、自身の意図とは異なった方向に進んでいってしまう場合もあります。

現場の最大限の努力も、結果につながらず批判されてしまいます。

2020年の東京オリンピックが閉会した後、成功体験だけが人々の記憶に残り、そうした問題解決へ向けた血の滲むような努力も、引き続き整理しなければならない諸々の問題も、祝祭的雰囲気によって風化されてはいけません。

 

このwikiがもたらす影響は微力にも至らずで恐縮ですが、引き続きご支援ご鞭撻頂ければ幸いです。