【まとめ】本当に”復興五輪”なの?

概要


2020年東京オリンピックの招致において掲げられた「復興五輪」における、開催決定後の動向や課題、問題点を取り扱うものである。

 

復興五輪の定義と位置づけ


「2020年東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会の準備及び運営に関する施策の推進を図るための基本方針」に以下の通り位置付けられている。

“この機会を国全体で最大限いかし、「復興五輪」として、東日本大震災からの復興の後押しとなるよう被災地と連携した取組を進めるとともに、被災地が復興を成し遂げつつある姿を世界に発信する。

(中略)

東日本大震災の被災地の復興を後押しするとともに、復興を成し遂げつつある被災地の姿を世界に向けて発信することは、この大会の大きな目的の一つである。”

出典元:準備及び運営に関する施策の推進を図るための基本方針(案)

 

招致の材料


2011年6月17日、石原慎太郎は、都議会定例会の所信表明で、2020年夏季五輪招致についてあらためて再挑戦する意欲を示し、「東日本大震災から9年先の日本の復興を想定して、それも祝いながらさらに前進していく。そのためのイベントだ」と“復興五輪”の意義を強調した。

 

“復興五輪”の蓋を開ける


2020東京オリンピックの目的の一つとして掲げた復興五輪の取り組みの状況を記載する。残念ながら、震災の復興を後押しする為の取り組みは、しがらみや利権、関係者の軽視などによって現地の被災者との温度差が広がっている

 

・ボート競技会場の開催候補地から外された宮城県登米市の「長沼ボート場」。なお決定した東京のは、建設費の削減に伴う暑さ問題に対して対策に苦慮している

リレーのコースは被災地を通るものの、その被災地には帰還困難区域が残り、住民帰還は進んでいない

リレーのコースは全ての被災地を通らない。それどころか、日本コカ・コーラ、トヨタ自動車の関連企業が置かれる市町村と鈴木俊一・五輪相の衆院岩手2区といった、スポンサーと五輪相の地盤が最優先とされてしまっている。

・福島県民にとって復興五輪の理念を実感しているのは15.8%のみ

・五輪担当大臣から被災地名を何度も言い間違われる。また、それ以外にも復興を軽視する発言が相次いだ。

 

 

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投稿者:一般国民
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【まとめ】本当に”復興五輪”なの?”のコメント(4)

  1. アバター 匿名 さん

    「復興五輪」が風化して行くことが本当に残念でなりません。現に私達もオリンピックお祭り騒ぎに興じ、東北の現状に目を向けていない方がほとんどではないでしょうか。被災地の方々が今の東京オリンピックを見て何を思っているのか胸が痛みます。

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