概要
2020年東京オリンピックの開催に伴う公共交通機関などの影響や、オリンピック運営として利用する交通機関に対する課題を取り扱うものである。
選手村からの移動時間
大会組織委が国内各競技団体に示した、選手村から各競技会場まで移動に要する時間の試算は以下の通りである。いずれも、招致での説明と比較し、移動時間が伸びている。
■五輪水泳センター
招致の時「10分で着きます」
↓
開催決定「やっぱり20分になります」
■日本武道館
招致の時「20分で着きます」
↓
開催決定「やっぱり30分になります」
招致の時「10分で着きます」
↓
開催決定「悪いけど30分になります」
■国立代々木競技場
招致の時「15分で着きます」
↓
開催決定「言い辛いけど50分になります」
■霞ヶ関カンツリー倶楽部
開催決定「120分かかります。しかも競技スタート時間は7時半からです。」
都内の渋滞について
・交通規制テスト
交通混雑緩和のための大規模な交通規制のテストを実施。首都圏の高速道路の36箇所を閉鎖する大規模な規制を行ったが、交通量を30%減らす目標からは程遠く7%しか削減されなかった。
渋滞対策(都知事)
小池百合子都知事による以下の先進的かつ効果的な対策案を検討している。
・船通勤
都知事知事は記者会見で、「舟運は、江戸時代からの交通手段。東京の水辺の魅力を実感していただき、古くて新しい交通手段としてよみがえるきっかけになれば」とアピール。
出典:朝日新聞社
ホテルも足りない
・埼玉県では宿泊施設の不足を解決する方法として、空き地をキャンプ場にしてホテルで宿泊してもらう計画を検討している。
・超大型クルーズ船を港に停泊させ、ホテル代わりに利用する“ホテルシップ”が注目されている。ホテル不足緩和の一役を担えるといわれる。